映画の中の男と女
映画の中の男女には様々な景色がある。
ここに挙げた三作『秋津温泉』『浮雲』『夫婦善哉』はそんな男と女の恋愛景色。
三作の恋愛景色は破滅型男に堕ちてしまう美しい女達が描かれている。
彼女達は十分過ぎるほど分かっている。『一緒に居ても幸せにはなれない』と。分かっているが離れられない。理屈では割り切れぬ愛の矛盾---
今宵はそんな男女のDeepな世界を覗いてみよう。
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◆ 秋津温泉(1962年)
原作:藤原審爾/監督:吉田喜重/主演:岡田茉莉子・長門裕之
物語:終戦間近、岡山県の山中にある温泉郷『秋津温泉』。
病身で疎開してきた青年 周作(長門)は旅館の一人娘 新子(岡田)と出会い二人は愛し合うようになる。程なく日本は終戦を迎え、周作は岡山へ戻り『戦後』の新しい生活を始める。月日は過ぎるが二人の仲は行きつ戻りつ…。新子は秋津温泉で周作を待つ日々を送り、周作は自堕落な生活を続けていた。そんな中、成り行きのままに友人の妹と結婚をする。5年後、周作は再び秋津温泉を訪れる。昔と変わらず周作を想う新子、自分のことしか考えない周作。二人の間には歪ができていた。
それから数年後、新子との決別を胸に周作は再び秋津温泉へ向かう…
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藤原審爾の原作を松竹ヌーベルヴァーグと謳われた吉田喜重が監督。男女の出会いから別れ、最後は女の自決で幕が下りるという内容だが、そのラストシーンが美しい。林光の耽美な音楽が流れる春の秋津温泉。眩いばかり緑と淡い桜吹雪の中、新子は周作の腕の中で静かに息をひきとる。
その美しさに私はミレイの『オフィーリア』を重ねた。
◆ 浮雲(1955年)
原作:林芙美子/監督:成瀬巳喜男/主演:高峰秀子・森雅之
物語:戦時下のインドシナ、タイピストとして赴任してきた雪子(高峰)は妻ある農林省技師の富岡(森)と愛し合うようになる。終戦後、日本へ戻った二人だが富岡は妻とも雪子との関係も清算できない。煮え切らない富岡に愛想を尽かし、雪子は生活の為アメリカ兵のオンリー(愛人)になる。時が流れ富岡の妻は病死する。しかし二人の関係は変わらず、雪子は富岡から離れられない。富岡は旅先で知り合った若い女と懇意になり、さらにアパート隣室女…と相変わらず優柔不断で不誠実。二人は互いを非難し合いながらも、付いては離れ、離れては付き、背中合わせの関係を続けていく…
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この映画は端的に言えば、男女の腐れ縁。ストーリはさておき、見所は主演二人の巧みな演技。高峰は映画の前半では白いワンピース姿の清楚な女性を、ストーリが展開していくにつれ粗野になり女の業も顕な姿へと演じ分けている。
そして森の『ダメ男』ぶりは逸品だ。しかしそれは只のダメ男ではない。森のダメ男には『男の色気』がある。伏せた眼差し、ヨレヨレの外套、窪んだ目…、その所作、表情一つ一つに男の色気、悲哀を感じる演技である。
また、『浮雲』は成瀬巳喜男の最高傑作と評価も高く、名匠・小津安二郎は後にこう語っている。『俺にできないシャシンは溝口の「祇園の姉妹」と成瀬の「浮雲」だ』と
◆ 夫婦善哉(1955年)
原作:織田作之助/監督:豊田四郎/主演:森繁久弥・淡島千景
物語:昭和初期の大阪。化粧品卸問屋の若旦那柳吉(森繁)は有名な放蕩者。妻子があるが売れっ子芸者の蝶子(淡島)という愛人がいる。程なく、柳吉の妻が病死するが芸者の身である蝶子は本妻にはなれない。二人は駆け落ちをし蝶子は生活の為、日雇い芸者に転じ生活を支える。しかし、放蕩生活が身に付いた柳吉は蝶子の稼ぎで遊び回る。そんな日々の中で心中未遂、生活苦…別れる切れると喧嘩を繰り返してみるが二人は互いに必要な存在であった。
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この映画は先の二作品と同様の恋愛景色であるが明るさがある。大阪という舞台がそうさせているのだろうか?
そして当時流行語にもなったという味のあるラストシーン。
柳吉と蝶子は法善寺の「夫婦善哉」へぜんざいを食べに行く。外はいつしか雪が舞っていた。『頼りにしてまっせ、おばはん!』と柳吉。雪はしんしんと二人に降りかかる。『ええがな、二人で濡れていこ』寄り添う二人の姿が千日前の道に消えていく。
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三作のヒロイン達の愛…。一見、男に翻弄される悲しい女の恋愛に思える。
『秋津温泉』の新子、『浮雲』の雪子…愛に身をやつし最後は死んでいくという救いようのない話にみえるが彼女達は愛する男に見取られ死を迎える。そして男達はその死をもって彼女達への深い愛を知る。『夫婦善哉』の蝶子と柳吉にしても根っこ部分では互いに支えあう関係なのだ。それがあるからこそ、ヒロイン達は幸せであったのだろう、と私は映画を振り返る。
悲恋、純愛、片思い…映画の中の恋愛は千差万別。
(個人的には今回挙げた恋愛景色は遠慮したい
)
映画の中の男と女…いつかまた別の恋愛景色をご紹介できたらと思う。
コメント
やっと映画ブログだね!待ってました^^^
確かに3作品はテーマが似ているね。
「秋津温泉」と「浮雲」はキャストもダブってるし。
岡田茉莉子「浮雲」では森雅之の愛人だったよね。
森雅之のダメ男ぶりを男の色気とは!紫陽花さん深いね(笑)
「秋津温泉」のラストシーンは綺麗だよね。
ミレーのオフィーリアかぁ、うん。あの場面は絵画的だよ。
「夫婦善哉」はかなり昔観た。記憶もあんまりないんだよね。
紫陽花さんが解説しているラストシーンも思い出せないんだ。
DVDはあるのかな?もう一度観たくなったよ。^^^
投稿: Brown | 2008年6月10日 (火) 22時20分
こんばんは。
。が、紫陽花さんの説明が白紙の状態の脳みそを刺激して空想(妄想?)がどんどん膨らみ…膨らみ…。
が直撃したかのような衝撃(←かなりオーバーな表現だ)でした。
三作全て観ていません
そして『秋津温泉』の最後のシーンの美しさが『オフィーリア』と重なる…。
はじめて『オフィーリア』を観た時はとにかく美しくて稲妻
オフィーリアを助けなければ(既に亡くなっているのは知っているのに)という感情と、もう絶対に戻ってはこないという巨大な絶望感を絵から受けましたがそのような感情は自分のエゴなのかなっとその時は思いました。(そうなる前にもっとすることが…あるだろうって)
で、『秋津温泉』に戻り、周作の腕の中で新子が息を引きとるとき、周作の気持ちはどうだったのだろうと…まぁ、これは映画を観なければ分からないことですね。
投稿: Suzume@Take | 2008年6月10日 (火) 22時34分
>Brownさんへ

>やっと映画ブログだね!待ってました^^^
↑初めは映画ブログにする予定だったのけど、いつの間にか外れてしまって
>森雅之のダメ男ぶりを男の色気とは!紫陽花さん深いね(笑)
↑Brownさんもコメントしてくれているけど『秋津温泉』と『浮雲』はテーマも男女の位置関係も似ているわよね。只、『秋津温泉』の長門には森の『男の色気』や『説得力』はないと思う。森には女が身も心も捧げてしまう説得力が何となくあるのよね~
>「秋津温泉」のラストシーンは綺麗だよね。
↑映像も美しいけれど、林光の音楽もかなり効果大よね
>「夫婦善哉」はかなり昔観た。記憶もあんまりないんだよね。
↑DVDはあるみたいよ。 紫陽花より
投稿: 紫陽花 | 2008年6月10日 (火) 23時48分
>Suzume@Takeさんへ
が直撃したかのような衝撃(←かなりオーバーな表現だ)でした。
) 紫陽花より
>白紙の状態の脳みそを刺激して空想(妄想?)がどんどん膨らみ…膨らみ…。
↑想像なら私も得意分野ですが、Suzume@Takeさんも相当なご様子
>はじめて『オフィーリア』を観た時はとにかく美しくて稲妻
↑私も初めて『オフィーリア』を観た時はあまりの美しさ、可憐さに息をのみました。それともう一つの感情…『オフィーリア』を観たとき、死んでいるはずの彼女が私には今にも生き返りそうな、いいえ、浅くとても静かな呼吸をしているようにも観えました。
『秋津温泉』のラストシーン=『オフィーリア』はちょっと言いすぎだったかな
>周作の気持ちはどうだったのだろうと…まぁ、これは映画を観なければ分からないことですね。
↑きっと、かけがえの無いものを失った悲しみ…?
そうであれば新子は救われる気がします。 (機会があればご覧なってください
投稿: 紫陽花 | 2008年6月11日 (水) 00時06分
こんばんは
大阪が舞台であるが故の明るさ…ですね!
あのような場所でも、え?(笑)ダークな雰囲気の中にも
妙な明るさってありますもん。
普通では考えられんもんが普通にあるんですよね。
苦しくてもどっかでボケんと気がすまんような…
街全体がB型なのかも(爆)
一度の人生、レアな人生もええかもしれませんよ(笑)
投稿: taka | 2008年6月11日 (水) 01時17分
主演紫陽花&パタで1本撮りますか?(笑)
監督はやっぱり成瀬巳喜男ですかね。。。
投稿: patagonia | 2008年6月11日 (水) 02時00分
う〜む、キュレーター紫陽花さんから
また本領発揮の分野に戻ってこられましたね!(∩.∩)
この当時の日本映画ってちゃんと心理描写が表現されていますよね。
今の日本人と違って感情表現の起伏幅が少ない頃ですから
その微妙な表現の差違をきちんと出せているこれらの映画はすごい!と思います。
あと、以前に紫陽花さんもおっしゃっていましたが
この当時の日本語の美しいことといったら!! いいっすよね。
それにしても浮雲の高峰さん綺麗やわぁ〜・・・。
あと、長門さん!・・・ゆやっぱり桑田佳祐だ!(笑)
長門さんって割とコミカルな役柄が多いのですよね。
お兄さんとはまったく似ていないんだよなぁ・・・。
投稿: ピュンピュン丸 | 2008年6月11日 (水) 02時17分
おはようございます。
私は<夫婦善哉>を公開当時でみております。
御歳は幾つ?と判ってしまいますね。
主人と大阪へ旅した際は法善寺の夫婦善哉を頂いた思い出がございます。
投稿: フクロウ | 2008年6月11日 (水) 06時45分
おはー
どれも見てないなぁ。っていうか、何でこんな古い映画ばっか知ってるん?
長門って若い頃はほんまに桑田圭祐に極似やね。
ってことは、桑田圭祐も年とったら長門に似てくるんかなぁ?
東京出張のお土産に「舟和の芋羊羹」買って帰ったんよ。
。
そしたらさ、ウチの若い子ときたら~
「舟和の芋羊羹美味しいですよねぇ、でも三越の地下でも売ってますよ。」って!
そうなん?知らんかった。でもさ、それを言っちゃおしまいよ~ね
はぁ、仕事しよ。
投稿: 浜田 | 2008年6月11日 (水) 10時15分
>takaさんへ
>あのような場所でも、え?(笑)ダークな雰囲気の中にも妙な明るさってありますもん。
↑大阪ってすごいなぁって思います。生活の中にフツーに笑いがあるのだもの
>苦しくてもどっかでボケんと気がすまんような…
↑大阪のこーいうとこ、いいなぁ。
>街全体がB型なのかも(爆)
↑あ、それだ!そうですね。大阪って街全体がB型気質(*^_^*)
そー言えば、法善寺の夫婦善哉ってまだあるのですね!
オダサク偲びながら千日前界隈歩くのもオツですね。 紫陽花より
投稿: 紫陽花 | 2008年6月11日 (水) 20時03分
>patagoniaさんへ
紫陽花より
>主演紫陽花&パタで1本撮りますか?(笑)
↑いいですねぇ、成瀬監督で
パタゴニアさんとの共演だと、何系の映画がいいかな?
恋愛映画?アクション映画?コメディ?ま、まさかホラー
投稿: 紫陽花 | 2008年6月11日 (水) 20時06分
>ピュンピュン丸さんへ
>今の日本人と違って感情表現の起伏幅が少ない頃ですからその微妙な表現の差違をきちんと出せているこれらの映画はすごい
↑そうですね。現代人は何かと感情表現が豊かというか、表に出すぎで映画においての表現もその延長線上。昔の日本人的『わび・さび』感や『細かな感情表現』は失われつつありますね。
>それにしても浮雲の高峰さん綺麗やわぁ〜・・・。
↑ですよね~私、この美しさには憧れて憧れて…。
>あと、長門さん!・・・ゆやっぱり桑田佳祐だ!(笑)
↑爆笑!めっちゃ似てる。ピュンピュン丸さんのコメントで気づきました。
桑田佳祐=長門祐之。 紫陽花より
投稿: 紫陽花 | 2008年6月11日 (水) 20時19分
>フクロウさんへ
紫陽花より
>私は<夫婦善哉>を公開当時でみております。
↑素敵ですね!リアルタイムでご覧になっているなんて。
ということは、この時代の黄金シネマの数々を観ていらっしゃるのですね~いいなぁ。
>主人と大阪へ旅した際は法善寺の夫婦善哉を頂いた思い出がございます。
↑ここのぜんざいって、一人前で注文しても二つのお椀で出てくるから『夫婦善哉』なのですよね!私はまだ食べたことないのですが、お味は如何でしたか?
やっぱり温かい味かな
投稿: 紫陽花 | 2008年6月11日 (水) 20時27分
>のりちゃんへ
紫陽花より
>どれも見てないなぁ。っていうか、何でこんな古い映画ばっか知ってるん?
↑最近の映画も観てるよ~。古い映画は小学校の頃レンタルビデオで観た小津安二郎の『東京物語』が最初だったかなぁ。それから今に至ってるの
>「舟和の芋羊羹美味しいですよねぇ、でも三越の地下でも売ってますよ。」って!そうなん?知らんかった。でもさ、それを言っちゃおしまいよ~ね。
↑そうそう、三越の地下って全国の銘菓を売っているコーナーがあるの。
私そーいうの好きだから時々行くよ。
でもね、折角お土産に買ってきたのに『三越でも売ってますよ』はないよね~
それこそ、寅さんじゃないけど『それを言っちゃぁおしまいよ』だよね
投稿: 紫陽花 | 2008年6月11日 (水) 20時33分
ここまで愛される男たちがある意味羨ましいよ。女性はなんかかわいそうだね、でも本人は幸せなのかな。
投稿: アキ | 2008年6月11日 (水) 23時55分
ここまで愛される男たちがある意味羨ましいよ。女性はなんかかわいそうだね、でも本人は幸せなのかな。
投稿: アキ | 2008年6月11日 (水) 23時56分
ちわーっす!DEEPな愛ってちょっと怖いっすね。ガキなんで俺
先生の解説読んで見たくなるのは「秋津温泉」ですね。
そんな温泉が岡山にあったんですねー
投稿: よっしー | 2008年6月12日 (木) 15時13分
>アキへ
紫陽花より
>女性はなんかかわいそうだね、でも本人は幸せなのかな
↑分からないけれど、『愛される』という受身形より、『愛する』という能動形の方がパワーがでるのかもね?
どちらにしても私は恋愛って50:50が好ましいなぁ
投稿: 紫陽花 | 2008年6月12日 (木) 19時43分
>よっしーへ
>先生の解説読んで見たくなるのは「秋津温泉」ですね。
↑『秋津温泉』は、「雪」「水」「緑」「桜」と情景が耽美的で、男女のドロドロっぽさはあるけれど、いわゆるメロドラマ的ではないから、良かったら観て見て。
>そんな温泉が岡山にあったんですねー
↑私もこの映画を観るまでは知らなかったのよ。 紫陽花より
投稿: 紫陽花 | 2008年6月12日 (木) 19時50分
千日前、法善寺手の届くところやったのに(笑)
水掛不動さんもいかなあかん(笑)
秋津温泉行きたいー。
投稿: taka | 2008年6月12日 (木) 23時06分
女優サンたち綺麗ですね☆彡
長門裕之さんってあのおじいちゃんですよねぇ~
すごーいぃよーぉ、若い(;_;)/~~~
ナナッち元気ですか?大きくなりましたか
投稿: あい☆ | 2008年6月13日 (金) 16時21分
>takaさんへ
>千日前、法善寺手の届くところやったのに(笑)
↑この界隈もきっと味のある雰囲気なのでしょうね!
『夫婦善哉』…、大阪には宮元輝の『道頓堀川』もありますよね!小説や映画の舞台になった街を「街歩き」するのも楽しいですよねぇ~ 紫陽花より
投稿: 紫陽花 | 2008年6月13日 (金) 17時25分
>あいちゃんへ
紫陽花より
>女優サンたち綺麗ですね☆彡
↑だよね~この頃の女優さんって本当に美しいわぁ
>ナナッち元気ですか?大きくなりましたか
↑うん。大きくなったと言うか『メタボ猫』になってしまったよ。
獣医さんからダイエットするよーに忠告されちゃって…。
毛がモフモフだから余計におデブに見えるのよね~
今頑張ってナナのダイエット作戦やってるよぉ
投稿: 紫陽花 | 2008年6月13日 (金) 17時31分
『浮雲』の写真、こういう風に写せたら…とはいってもこのようなシチュエーションに出会うことはないでしょうが。
「森雅之」さんはこの写真を観ているだけでも確かにいい男だなぁと思う。
はじめてこの写真(この写真に限って)を観た時、「森雅之」の横顔が破滅型男の筆頭「太宰」の横顔にオーバーラップした。
投稿: Suzume@Take | 2008年6月13日 (金) 19時58分
一言ではいえませんが、やはり3作品とも大人の恋でしょうか・・・
男に引きずられて自己がないように一見錯覚しそう.
でも、そこには確信があり、はっきりとポリシーもある。
恋愛には必然的恋愛と偶発的恋愛(ちょっと哲学的かも)があるそうで、最終的には、一つの個体の生き方のような気がします。
学ぶ事は変わる事。
変わる事は人生を深く生きる事。
私も人生、ふかーく生きたいでおます。
投稿: Bukaちゃん | 2008年6月13日 (金) 20時03分
「夫婦善哉」レンタルしてきよ。今夜観るんだ^^^
前のコメントにも書いたけどかなり昔に観た映画なんだ。
紫陽花さんの解説にもあるけどこの映画の明るさは関西弁と大阪という土壌にあるよね。
もしこの映画を東京を舞台にして標準語で撮ったら別物になるね。
市川昆の「細雪」や深作欣二の「道頓堀川」もそうだよね。
これを標準語で撮ったらダメだろうなぁ。
投稿: Brown | 2008年6月13日 (金) 22時09分
>Suzume@Takeさんへ

>『浮雲』の写真、こういう風に写せたら
↑映画のスチール写真って本当に雰囲気がありますよね。
学生時代に読んだ本ですが(タイトルは忘れちゃったけど)
キネマ黄金時代のスチールカメラマンが主人公のお話がありました
>「森雅之」の横顔が破滅型男の筆頭「太宰」の横顔にオーバーラップした。
↑似てます太宰治に!私も同じ感想
そー言えば、森雅之って父親が小説家の「有島武郎」ですよね。
文学の香りがするのもちょっと納得。 紫陽花より
投稿: 紫陽花 | 2008年6月13日 (金) 22時49分
>Bukaちゃんへ
>男に引きずられて自己がないように一見錯覚しそう.でも、そこには確信があり、はっきりとポリシーもある。
↑そう、彼女達には確信がある。『愛』に迷いがないのですよね!
>学ぶ事は変わる事。変わる事は人生を深く生きる事。
↑素敵な言葉ですね!人間って変化しないとダメなんですよねぇ。
恋愛って感情100%で生成されているって思っちゃうけど、Bukaちゃんのコメントを読んでいると「哲学」でもありますね。
あ~でも私は恋愛になると感情100%娘になっちゃうなぁ
ちょっと哲学や深さを学ばなくっちゃ! 紫陽花より
投稿: 紫陽花 | 2008年6月13日 (金) 23時02分
>Brownさんへ
同じ関西弁でも土地によって変わるのよね~、言語って面白いよね。 紫陽花より
>「夫婦善哉」レンタルしてきよ。今夜観るんだ^^^
↑そうなの~バッチリ『夫婦善哉』の世界に浸ってねぇ
>もしこの映画を東京を舞台にして標準語で撮ったら別物になるね。
↑うん。全く違うものになるわね。『東京物語』だって、標準語っていうか昔の美しいヤマノテ言葉だからいいのよ。あれを標準語であっても現代語でやってしまうと格調が下がる気がするわ。
>市川昆の「細雪」や深作欣二の「道頓堀川」もそうだよね。
↑そうね。『細雪』は大阪弁と言っても『船場言葉』だし、『道頓堀川』はまんまの大阪弁だし
投稿: 紫陽花 | 2008年6月13日 (金) 23時13分
紫陽花さんへ
成瀬の「浮雲」をはじめて観た時この映画を成瀬最高傑作というには
疑問符が浮かびました。
が、時を経て再び観た「浮雲」に男と女の愛の本質を感じました。
レオス・カラックスは成瀬の信奉者として有名ですが、愛の映画を撮り続けているカラックスが成瀬を信奉するのは成程と思います。
紫陽花さんが紹介されている小津のコメントも実に興味深いですね。
(『俺にできないシャシンは溝口の「祇園の姉妹」と成瀬の「浮雲」だ』)
溝口の「祇園の姉妹」と成瀬の「浮雲」ですか。
確かに小津には撮れないシャシンですね。
尊敬する小津からのこの言葉。成瀬は嬉しかったでしょうね。
さて、次回はどのような景色の映画を紹介されるのか。
楽しみにしております。
投稿: Ken.B | 2008年6月14日 (土) 20時12分
>Ken.Bさんへ
近いのかなぁ?って思いました。
紫陽花より
>愛の映画を撮り続けているカラックスが成瀬を信奉するのは成程と思います。
↑そうですね。カラックス監督と成瀬監督、同じように大人の苦い愛の世界を撮っていますよね。それともう一つ!私が感じた共通点。
二人は女性の好み
成瀬監督が高峰秀子と多くの作品でタックルを組んだように、カラックス監督はジュリエット・ビノッシュと組んでますよね。
何かの雑誌でジュリエット・ビノッシュの写真を見たとき、顔かたちはもちろん違いますが、雰囲気が高峰秀子に少し似ているなぁって思っちゃいました
投稿: 紫陽花 | 2008年6月15日 (日) 17時39分
写真と「太宰」から始まって申し訳ない。
。いまは「林忠彦」の代表作になっていますが、その時「太宰」は「織田作ばかり写していないでおれも撮れよ」とうるさかったので写したという逸話があります。
「織田作之助」だったんですね!知りませんでした。
「林忠彦」が写した文壇バー「ルパン」で4本足のストゥールに座った「太宰」の写真
で、その「織田作」が『夫婦善哉』を写した
記憶の断片同士が思いも寄らないところで符合するって不思議ですね。
投稿: Suzume@Take | 2008年6月15日 (日) 22時24分
>Suzume@Takeさんへ
>「林忠彦」が写した文壇バー「ルパン」で4本足のストゥールに座った
「太宰」の写真
↑子供の頃、雑誌に載っていた林忠彦の『ルパン』の写真を見ました。
すごく印象に残っていて、大人になったらこのバーでお酒を飲みたい!って生意気にも思ってました。
3、4年前の話ですが、隣県の山口にある『周南市美術博物館』へ行きました。
ここは林忠彦の写真が常設されていてあのルパンの写真もココに
>その「織田作」が『夫婦善哉』を写した「織田作之助」だったんですね!
紫陽花より
↑織田作も太宰に負けず劣らずイケメンですよねぇ~
太宰、織田作とも同じ『無頼派』の作家でイケメン、モテだろうなぁ
投稿: 紫陽花 | 2008年6月15日 (日) 22時46分
この写真見ててさ、岡田茉莉子って誰かに似てる~
ウチの会社の近くのセブンの店員さんやぁ~ちょっとポッチャリの子でほんま似てるわ~
金曜にさ、会社の人に車でウチまで送ってもらったんよ。
それはいいんやけどぉ~
彼が車内でかけた選曲が…ショコタンよぉ!
アイドル?じゃん。有りえんよ。
ウチに着くまで聴かされてさ夢にショコタン出てくるかと思ったよ。
投稿: 浜田 | 2008年6月15日 (日) 23時54分
>のりちゃんへ
紫陽花より
岡田茉莉子似の店員さん!へぇ~、目パッチリのカワイイ女の子なんだろうね~
>彼が車内でかけた選曲が…ショコタンよぉ!アイドル?じゃん。有りえんよ。
↑ん~ショコタン可愛いけど~歌を聴かされるのはキツイね。
投稿: 紫陽花 | 2008年6月16日 (月) 18時41分
ヒロインの髪型や顔つきが当時の流行だったのかも知れないけれど、昭和ですネ♪♪…∵…☆…∵…☆…∵…☆…∵…☆…∵…☆
紫陽花さんも昭和の髪型にして見せて下さ〜〜〜い!!…∵…☆…∵…☆…∵…☆…∵…☆
投稿: ピタル | 2008年6月18日 (水) 21時34分
「…太宰、織田作とも同じ『無頼派』の作家でイケメン…」
本当だ!織田作ってイケメンですね。太宰がぶつくさ言うのも判る気がする…。「ルパン」はまだ健在ですね!
『浮雲』の森雅之の目線…背中を向けていますがこちらに首を捻って雪子(高峰)が気になってしようがないと言った目線です。
それに反して『夫婦善哉』の森重は何か考え事しているようですが目線は蝶子(淡島)を向いている。暖かみが伝わってくる感じで。
目で語れる…すごいなぁ…。
投稿: Suzume@Take | 2008年6月18日 (水) 22時50分
>ピタルさんへ
紫陽花より
>陽花さんも昭和の髪型にして見せて下さ〜〜〜い
↑昭和の髪型?私、最近はもっぱら『ポニーテール』です。
だって、暑いんだもの
投稿: 紫陽花 | 2008年6月18日 (水) 23時07分
>Suzume@Takeさんへ

>「ルパン」はまだ健在ですね!
↑まぁ!まだ健在なのですか。行ってみたいなぁ。
むかーしの、生意気な女の子だった頃の夢だもの
>目で語れる…すごいなぁ…。
↑目線、そうですね。この写真…Suzume@Takeさんが仰るように目線だけでも相手への思いが見えるような気がします。目で語っていますね。
目線の先の雪子、蝶子。愛する人に見つめられているって、素敵だわ。 紫陽花より
投稿: 紫陽花 | 2008年6月18日 (水) 23時22分
紫陽花さーん、今朝寝坊したよ^^^30代のオッサンが寝坊で遅刻って
。
抜けてるー俺。紫陽花さんはそんなことないよね。几帳面できちんとしてそおだよね。
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ウッディ・アレン「マンハッタン」観たよ。俺「アニーホール」よりこっちのほうが好きだな。
最後は少女に本気になるアレンがいいね。
俺この映画観るまでガーシュウィンはクラッシックの作曲家と思ってたよ。
ジャズなんだね。(だよね?)映画に合ってるね。
投稿: Brown | 2008年6月19日 (木) 19時23分
>Brownさんへ
>紫陽花さんはそんなことないよね。几帳面できちんとしてそおだよね
↑私几帳面ではないわよ。大雑把だもの
>俺この映画観るまでガーシュウィンはクラッシックの作曲家と思ってたよ。
↑ガーシュウィンってミュージカル音楽を沢山作っているわよ。
『マンハッタン』の中では'Love Is Here To Stay'(わが愛はここに)がいいなぁ。
ナットキング・コールの歌で有名だけどでも『マンハッタン』のニューヨークフィルの演奏もいいわよね~ 紫陽花より
投稿: 紫陽花 | 2008年6月19日 (木) 20時45分
今日は桜桃忌。没後60年だそうです。
小さい頃、東京都の杉並区の南のはずれに住んでいました。北側には神田川、南側には玉川上水に挟まれた中間辺りに家がありました。
ある時隣のオバサンが太宰が恋人と玉川上水で自殺した話をしてくれました。
それ以来太宰に妙に親近感あり今に至っています…変なヤツ>オレ。(とは言うものの本は余り読んでいませんが…。)
私のコメントに太宰が度々出てくるのはそんな理由かも知れません…。
投稿: Suzume@Take | 2008年6月19日 (木) 22時23分
>Suzume@Takeさんへ
>今日は桜桃忌。没後60年だそうです。
↑ですね。太宰の憂いのある寂しそうな顔が浮かんでしまいます。
>それ以来太宰に妙に親近感あり今に至っています
↑太宰ゆかりの地にお住まいだったのですね。
どうも太宰治というと、玉川上水での心中のイメージが先にはしってしまいます。
でもきっと、あちらで恋人と幸せに暮らしてますよね!
今日は桜桃忌。今夜は二人を偲んで一杯やりませんか?
何がよろしい?ワインかな。日本酒かしら? 紫陽花より
投稿: 紫陽花 | 2008年6月19日 (木) 22時53分
「…あちらで恋人と幸せに暮らしてますよね!…」
酔っぱらいながらね。近くに織田作もいるかもしれない。
「…今夜は二人を偲んで一杯やりませんか?…」
そうですね…紫陽花さんはワイン?
オレは『人間失格』を繰りながらウヰスキーでも舐めようかな…。
投稿: Suzume@Take | 2008年6月19日 (木) 23時25分
>Suzume@Takeさんへ
>酔っぱらいながらね。近くに織田作もいるかもしれない。
↑ええ、あちらは皆で酔っ払っていますね、きっと。
こちらはこちらで。私は冷たい白ワインをいただきます。
でもね、あまりお酒は強くないから~その内ウトウト。眠気に誘われちゃうかも
…2杯、3杯…、少し眠くなってきたかな。お休みなさい。 紫陽花より
投稿: 紫陽花 | 2008年6月19日 (木) 23時47分