技芸(芸事、芸術)の守護神。
ゆるくひねった体、やや傾げる首、たっぷりとした唇、あつい瞼。官能的、美しくエロチックな仏様だと私は思う。
又、この美に惹かれた文人は多く、堀辰雄、会津八一、立原正秋など著書に記しており
とりわけ立原正秋は小説「春の鐘」において技芸天の美を称える一文を以下のように表している。
技芸天の美について同行の女性が問うた際、主人公は---
「まあ、美しいほとけさまだこと」
「色っぽいだろう--目もとが涼しい。色っぽいが、しかしよくみると、天平末期の幽愁を秘めて
いる。若い頃、僕はこのほとけさまに恋をしたことがあった」
秋篠寺/重要文化財
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